アスタナにある二つのバレエ団
- seikatonosaki
- 2024年7月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年7月30日
こんにちは、seikaです。
さて今回は、アスタナのバレエ団について。
私が住むカザフスタンの首都アスタナには大きな劇場が二つあります。
一つは【アスタナ•オペラ劇場】
二つめは【アスタナ•バレエ劇場】
ってことは、アスタナにあるバレエ団は二つめの【アスタナ•バレエ】の方ね!
…とお思いでしょ?
ところがどっこい、この二つの劇場、ネーミングがとてもややこしいのですが、実はどちらにもバレエ団が存在します。
まず一つめの【アスタナ•オペラ】
正式名称をわかりやすく翻訳すると【アスタナ オペラ•バレエ歌劇場】といったところでしょうか。
【アスタナ•オペラ】ではオペラだけでなく、バレエや音楽コンサートなどの上演もされるので、劇場内にはバレエ団とコーラス団が、そしてオーケストラ団が共存しています。
私が10年間在籍していたのも、こちらの【アスタナ・オペラ】。
バレエ演目のレパートリーは伝統的なクラシックバレエから、ロシア振付家の巨匠グリゴローヴィチの作品、ローラン•プティやイジーキリアンなどのちょっぴり奇妙な作品、世界的人気振付家のライモンド・レベックやパトリック・ド・バナが手掛けるコンテンポラリー作品まで、とても幅広いです。
クラシックバレエしかしたことがなかった私ですが、在籍中に様々な作品と出会ったことで、伝統を重んじる中でも進化をし続けるバレエの魅力を肌で感じることができ、とても良い経験になりました。
ダンサーの人数は男女合わせて100人ほどです。
二つめの劇場【アスタナ•バレエ】は、私がアスタナに来た2013年当時は女性ダンサーのみが数十名所属するダンス•グループでした。
当時は大統領付属バレエ団とも言われており、主にお国行事などでカザフ舞踊を披露していましたが、カザフ国立舞踊アカデミーが創立された同年の2017年に劇場をオープンし、その頃には男性ダンサーも徐々に加わり、今では団員50名ほどの立派なバレエ団となりました。
【アスタナ•バレエ】の劇場は、同年創立されたカザフ国立舞踊アカデミーの建物と一体化していて、年末年始のくるみ割り人形は、アスタナ•バレエのバレエダンサーとアカデミーの学生ダンサーとの合同公演となっています。
その他のレパートリーはネオクラシックやコンテンポラリーの他、カザフスタンを題材にしたオリジナル作品や、本格的なカザフ舞踊などがあります。
同じ街に大きなバレエ団が二つ。
どちらもそれぞれの個性が光っています。
そして現在【アスタナ•オペラ】には4名の日本人ダンサーが在籍していて、9月からの新シーズンにはもう1名加わり、計5名になります。
【アスタナ•バレエ】にも1名の日本人ダンサーが在籍していて、アスタナに日本人バレエダンサーが6人も!
日本人大活躍!
いちOBとして、嬉しい限りです。
ちなみに6名のうち4名が、カザフ国立舞踊アカデミーの卒業生なんですよ。
世界情勢が不安定な最近、将来の不安を感じる(特にロシア語圏の)バレエ留学生も多いかと思いますが、コレを聞くとなんだか希望が湧いてくるのではないでしょうか✨
ということで、今回の記事では【アスタナ•オペラ】と【アスタナ•バレエ】の二つの劇場についてお話しさせていただきました。
国レベルではマイナーなカザフスタンですが、バレエのレベルは世界レベルになんら劣らないところまで成長していると思っています。
サマーバケーションが終わる来月半ば、劇場のシーズンオープンに向けて、ダンサー達が各方面からアスタナに戻って体造りをする時期です。
両劇場の新シーズンを、密かに楽しみにしている今日この頃です。


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